ダポキセチンは日本で未承認?

早漏にはごくまれに身体機能に問題がある場合もありますが、そのほとんどは精神的な要因によって引き起こされます。

もともと早漏は自律神経のうちの交感神経の働きが活発すぎるために射精のタイミングが早まってしまうことで起こるとされています。
そのため、早漏の改善には何らかのかたちでこの神経作用を鎮める必要があります。

ダポキセチンは、この作用に着目して開発された、世界で初めての錠剤型早漏治療薬です。
もともとは抗うつ薬として精神疾患の治療に用いられていましたが、臨床試験において早漏への適応があることがわかり、ヨーロッパ各国で早漏治療薬として認可されるようになりました。
わが国では2012年6月から販売が始められ、日本で未承認だが外国では発売済という状態が解消されました。
現在、国内では医師の処方によって入手できる要指示薬となっています。

ダポキセチンは選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)という種類に分類される薬です。
セロトニンは脳内の神経伝達物質の1つで、ドーパミンやアドレナリンの働きを抑え、精神のバランスを保つ働きを持っているとされています。
ダポキセチンにはこのセロトニンの濃度を高める作用があります。
この作用により、脳の過度な興奮を鎮め、射精中枢へと信号が送られるのを抑える効果をもたらします。

2005年にアメリカにおいて行われた試験では、ダポキセチンを服用した男性は偽薬(プラセボ)を服用した場合に比べて射精に至るまでの時間が3~4倍に伸びたとの結果が報告されています。

ダポキセチンは服用後1~3時間ほどで効果があらわれはじめ、2~4時間ほど持続します。
用量は医師の指示に従い、次の服用までは24時間以上の間隔をあける必要があります。